資格の勉強で、頭と知識をウォーミングアップ?

女性が資格の勉強をしている 準備期

こんにちは、ユルリです。 「暮らし整え期」を経て、少しずつ心と体にエネルギーが戻ってきた「準備期」。何か新しいことを始めたいけれど、何から手をつければいいか分からない…そんな風に感じることもあるかもしれません。

今回は、「準備期」に試してみる価値があるかもしれない活動の一つとして、資格の勉強についてお話ししたいと思います。

なぜ「準備期」に資格の勉強?

「え、勉強? なんだか大変そう…」 そう思われるかもしれませんね。私も最初はそう感じていました。でも、これも「完璧じゃなくてOK!」の精神で、軽い気持ちで始めてみるのがポイントです。

資格の勉強をしてみることのメリットとして、私が感じているのは、まず「頭のウォーミングアップ」になるということ。しばらく仕事や本格的な勉強から離れていると、いざ何かを学ぼうとした時に、なかなか頭がスムーズに働かない…なんてこともありますよね。資格のテキストを読んだり、問題を解いたりすることで、眠っていた脳を少しずつ起こしてあげられるような感覚があります。

そして、「専門用語などの文字に慣れる」という効果も大きいと思います。特定の分野の勉強を始めると、普段使わない言葉や専門用語にたくさん出会います。最初は「???」となるかもしれませんが、繰り返し目にすることで、少しずつそれらの言葉に慣れていきます。これは、いざ社会復帰して新しい仕事に就いた時にも、きっと役立つはずです。知らない言葉ばかりだと、それだけで気疲れしてしまいますからね。

資格勉強のメリット・デメリット、そして「読むだけ」という選択肢

もちろん、勉強を通じて新しい知識が身につけば、それが自信につながったり、「この分野、意外と面白いかも!」と新しい興味を発見したりするきっかけにもなります。

もし、その資格が将来の仕事で直接使えそうなら、それは素晴らしいメリットですよね。「この資格を活かせる仕事をしてみたい!」と、具体的な目標が見つかることだってあるかもしれません。そうなれば、社会復帰へのモチベーションもぐっと高まります。

ただ、一方でデメリットというか、少し考えておきたい点もあります。 資格によっては、取得後に登録が必要で、年会費などがかかる場合があるんです。私自身、ある資格の勉強をしていたのですが、いざ登録となると年会費が発生することを知り、「独立してその資格で仕事をする気もないしなぁ…」と考えてしまい、そこで勉強のやる気をなくしてしまった経験があります。

なので、もし「仕事で使うわけではないけれど、知識として知っておきたい」という程度であれば、必ずしも資格取得にこだわらなくても良いのかもしれません。その分野の解説書を一冊買ってじっくり読んでみる、というだけでも、十分に頭の体操になりますし、新しい知識も得られます。

【ちょっと待って!】名ばかり資格・責任だけ押し付けられる資格に注意?

ここで、資格についてもう一つ、少し注意しておきたいお話を。 世の中には、会社を運営する上で法律的に「誰かが持っていないといけない」と定められている資格というものがあります。

会社によっては、社員にそういった資格を取得させようとすることがあります。資格手当が少しもらえるかもしれませんが、実際のところ**権限はほとんど与えられず、何か問題が起きた時だけ「資格を持っている君の責任だ」と押し付けられてしまう…**なんていう、ちょっと困ったケースもあるようです。

賢い人の中には、会社からそういう資格を取るように言われても、あえて試験に受からないようにしている…なんていう噂を聞いたこともあります(真偽のほどは分かりませんが…)。

もちろん、全ての会社や資格がそうだというわけではありません。でも、もし会社に言われて何かの資格を取ろうとする場合は、「その資格を持つことで、どんな役割と責任が生じるのか」を、事前に少し調べてみたり、周りの人に相談してみたりするのも良いかもしれませんね。ただ資格を取るだけでなく、その先のことまで少し考えてみる、という視点も大切かもしれません。

「読むだけ」でも面白い!行政書士の勉強で法律の基礎に触れる

ちなみに、「読むだけでも面白いかも」と私が個人的に感じたのは、行政書士の勉強です。 行政書士の試験では、私たちの生活や社会のルールを定めた様々な法律について学びます。具体的には、

  • 憲法: 国の最高法規であり、基本的人権や国の統治機構について定めています。ニュースでよく聞く「表現の自由」や「三権分立」なども憲法が基本になっています。
  • 民法: 個人間の権利や義務(契約、家族、相続など)について定めた法律です。物を買ったり借りたり、結婚したりといった日常生活に深く関わっています。
  • 行政法: 国や地方公共団体といった「行政」の活動に関する法律の総称です。許認可や行政指導など、私たちの生活に行政がどう関わってくるのかが分かります。
  • 商法・会社法: 商売や会社に関するルールを定めた法律です。株式会社の仕組みなどもここで学びます。
  • 基礎法学: 法律全体の基本的な考え方や用語、裁判制度など、法律を学ぶ上での土台となる知識です。

これらの分野を学ぶことで、法律全般の基礎的な知識に広く浅く触れることができます。 難しそうなイメージがあるかもしれませんが、勉強してみると、法律がどのように作られ、どのように解釈・適用されるのか、その「考え方」が分かってきて、パズルのように面白いんです。

例えば、「この契約書のこの条文は、こういう意味で書かれているのか」とか、「あのニュースの背景には、こういう法律の考え方があるんだな」とか、日常生活で起こる出来事や社会のニュースが、少し違った視点で見えてくるかもしれません。直接仕事に結びつかなくても、物事を論理的に考える練習になったり、社会の仕組みへの理解が深まったりと、知識として持っておくと役立つ場面があると思います。

もちろん、資格取得を目指すとなると相応の勉強時間と努力が必要ですが、「読むだけ」なら、自分のペースで興味のある部分から触れてみるのも良いのではないでしょうか。

これからの時代に備える? 生成AIの勉強

そして、もう一つ。最近よく耳にする(文章や画像を作ってくれるAI)の使い方なども、これからの時代には必須の知識になっていくかもしれませんね。どういう仕組みで、何ができて、どう活用すればいいのか。こういった新しい技術について勉強しておくのも、将来に向けて良い準備になるのではないでしょうか。

大切なのは「始めること」と「続けること」(無理なく!)

繰り返しになりますが、「準備期」の資格勉強は、合格することが最終目標ではありません。 頭と知識をウォーミングアップさせ、新しいことへの抵抗感を減らし、あわよくば新しい興味や自信を見つける、そのプロセス自体に意味があるのだと思います。

だから、

  • 毎日何時間も勉強する必要はありません。1日10分でも、週に数回でもOK。
  • 難しいと感じたら、一旦休憩したり、別の分野に変えたりしても大丈夫。
  • 「やらなきゃ」と自分を追い詰めないこと。

あくまで、自分のペースで、楽しみながら取り組むことが大切です。 資格の勉強や新しい知識の習得が、あなたの「準備期」を少しでも充実させるきっかけになれば嬉しいです。

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