こんにちは、ユルリです。 「暮らし整え期」を経て、少しずつ心と体にエネルギーが戻ってきた「準備期」。具体的な活動として、資格の勉強、プチ旅行などをご紹介してきました。
今回は、ちょっと風変わりな(?)準備期の活動アイデアとして、「求人雑誌を飾る」ことについてお話ししたいと思います。「え? 眺めるんじゃなくて、飾るだけ?」そう、飾るだけなんです(笑)。
でもその前に、求人情報を本格的に「見る」ことの精神的なハードルについて、少し触れておきたいと思います。
【注意喚起】求人情報を「見る」ことの精神的ハードル
いざ仕事を探そうと求人情報を見始めると、仕事内容や条件の悪さに愕然としたり、自分に合う仕事がなかなか見つからなくて強いストレスを感じたりすること、ありませんか?
私の場合、求人内容を読んでいるだけで、「こんな仕事、自分にできるだろうか…」と自信がどんどんなくなってきて、せっかく体調が良かったのに、また気分が落ち込んでしまう…なんてこともよくありました。あの、びっしりと書かれた条件や責任を読んでいるだけで、なんだか息が詰まるような感覚になるんです。
特に、「早く仕事を探さないと!」と切羽詰まった状態で求人情報を見て、良さそうな仕事が見つからないと、心が折れてしまう可能性も高いです。
だからこそ、「準備期」の、特にまだ本格的に動き出すエネルギーが十分でない段階では、無理に求人情報を隅々まで読み込む必要はない、と私は考えています。心が疲弊してしまっては元も子もありませんからね。
なぜ「求人雑誌を飾る」のか? 飾る場所と見るタイミング
では、なぜそんな精神的なハードルがある中で、「求人雑誌を飾る」という一見不思議な行動を提案するのか。
これ、どういうことかと言うと…。 まずポイントなのが、「ネットで調べるんじゃなくて、あえて自分で雑誌を取りに行く」という行動そのもの。今の時代、求人情報はネットで簡単に見られますよね。でも、あえてコンビニや駅のスタンドで求人誌を手に取る。この「外に出て、目的のものを取りに行く」という一連の動作が、家にこもりがちだった生活からの、ささやかな一歩になると思うんです。
そして、買ってきた(あるいは無料でもらってきた)求人雑誌を、部屋のどこかにポンと置いておく(飾る)。 最初は、家の玄関など、家族の目にも触れる場所にさりげなく置いておくのもいいかもしれません。そうすることで、家族に「あ、少し仕事のこと考えてるんだな」と、あなたの意思が伝わるきっかけになるかも。
その後は、自分の部屋の、すぐに手に取れるけれど邪魔にならない場所に移動させるのが良いかもしれません。本棚の隅とか、机の脇とか。
そして、肝心なのは「いつ見るか」。 私のおすすめは、心の余裕がある時です。「今日はなんだか調子がいいな」とか、「ちょっと時間があるから、パラパラめくってみるか」くらいの、軽い気持ちの時。 「どうせ、いい仕事なんてないだろうな~」くらいの、期待しすぎないスタンスで眺めるのがポイントです(笑)。そうすれば、仮にピンとくる求人がなくても、落ち込むことは少ないはず。
これが、家族に対して「あ、仕事のこと、ちゃんと考えてるんだな」という無言の意思表示になったり、自分自身にとっても「いつか動くぞ」という意識の片隅に「仕事」というものを置いておく、みたいな効果があるんじゃないかな、と。
「最新号」を選ぶ、ささやかなこだわり
そこで、この「飾るだけ」というゆるいアプローチが生きてくるわけです。 プレッシャーを感じずに、でも少しだけ社会との接点を意識する。
ここでミソなのが、「最新号」を選ぶこと。古本屋さんで安く手に入れた古い雑誌じゃなくて、ちゃんと最新のものにする。
これが、「ただの飾りじゃないんだよ、今の社会の動きにアンテナ張ってるんだよ(というフリかもしれないけど!)」という、自分なりのアリバイ工作というか、姿勢を示す意味合いを持つ…なんて、考えすぎでしょうか?(笑)
まあ、自分を未来へ向かわせるための小さなスイッチみたいなものかもしれません。でも、求人情報を必死に読み込んでプレッシャーを感じるよりは、ずっと気が楽ですよね? 「まだ本格的に探す気にはなれないけど、意識はしてるよ」という、自分自身へのメッセージにもなるかもしれません。
【期待しちゃう、意外な効果?】コネという名の助け舟
そして、この「飾る」という行為には、もしかしたら意外な副次的効果も期待できるかもしれません。
正直なところ、ひきこもり経験などを経て仕事を探す場合、いきなり知らない会社に応募するよりも、できれば家族や友人、知り合いのコネ(縁故)で、こちらの事情をある程度理解して受け入れてくれるような場所で働けたら…と思うこともありますよね。(私だけでしょうか?)
部屋に最新の求人雑誌が「飾って」あるのを見た家族が、「あら、仕事探してるの? そういえば、知り合いの〇〇さんが人を探してたような…」なんて、思いがけず、そういう縁繋がりの話を持ってきてくれる可能性だって、ゼロじゃないと思うんです。
実際、私の場合は、この「求人雑誌を飾る(&意思表示する)」作戦(?)が功を奏したのかどうかは分かりませんが、家族や知人経経由でいくつか仕事を紹介してもらい、実際に働くことができました。もちろん、これはたまたま運が良かっただけかもしれませんが、何もしないよりは、何かしらのきっかけが生まれる可能性は高まるのではないでしょうか。
【仕事選びのワンポイント】「座りっぱなし」は要注意?
ここで、もし仕事を選ぶ機会があるなら、ちょっとだけ気にしてほしいワンポイントアドバイスです。 これは私の経験からなのですが、可能であれば「座りっぱなし」の仕事は避けた方が良いかもしれません。
一見、体力的には楽そうに見えますよね。でも、長時間同じ姿勢でいることは、思った以上に体に負担がかかります。血行も悪くなりますし、腰痛や肩こりの原因にもなりやすい。
そして何より、結局のところ、医者からは「運動しなさい」と言われることになるんです(笑)。そうなると、仕事が終わった後や休みの日に、わざわざ運動の時間を作らなければならず、それがまた新たな負担になってしまう…。健康を保つために、仕事以外の時間も体力を使わなければいけない、という状況になりかねません。
もちろん、仕事内容やご自身の体調によって一概には言えませんが、もし選択肢があるなら、少しでも体を動かす機会のある仕事や、適度に休憩が取れる仕事の方が、長い目で見ると健康的に続けやすいかもしれません。
もし「できそうな仕事」を見つけたら? 面接の心構え
さて、求人雑誌を飾ったり、眺めたりしているうちに、万が一「これなら自分にもできるかも?」「ちょっと興味があるな」と思える仕事が見つかったら、どうしましょうか。
正直なところ、体調面で問題があると、求人情報を見ても「これならできそう!」と思える仕事は、本当に1つあるかないか、という厳しい現実もありますよね。
でも、もし奇跡的に(?)「これならやってみたい」と思える仕事が見つかったなら、試しに面接を受けてみるのはOKだと思います。あくまで「お試し」の気持ちで。
ただ、ここで大事な心構えがあります。 特に、久しぶりの面接だったり、一発目の面接だったりすると、緊張で頭が真っ白になったり、しどろもどろでふわふわした受け答えしかできず、不合格になる可能性が高いです。(私も経験済みです…)
だから、「絶対に受かるぞ!」と意気込むのではなく、「万が一受かってもいいかな」くらいの、軽い気持ちで臨むのが良いかもしれません。「面接の練習」「社会との接点を持つ練習」くらいのつもりで。そうすれば、たとえ結果がダメでも、過度に落ち込まずに済みますし、「まあ、こんなもんか」と次への糧にできるかもしれません。
まとめ:「眺めるのはまだ早い」あなたへ
「準備期」とはいえ、まだ本格的に求人情報を読み込む気力がない、という方もいると思います。そんな時は、まずこの「求人雑誌を飾る」という、超ゆるやかな情報収集(?)&意思表示から始めてみるのも、一つの手かもしれませんよ。
プレッシャーを感じずに、でも少しだけ社会との接点を意識する。そんな不思議な儀式が、意外な扉を開いてくれるかもしれません。