こんにちは、ユルリです。 「暮らし整え期」を経て、少しずつ心と体にエネルギーが戻ってきた「準備期」。今回は、この時期におすすめしたい活動の一つとして、DIY(Do It Yourself)についてお話ししたいと思います。
「DIYって、なんだか難しそう…」「道具とか揃えるのが大変そう…」 そんな風に感じる方もいるかもしれませんね。でも、本格的なものでなくても、簡単なものづくりや修理、部屋の模様替えなども立派なDIYです。そして、これが意外と「準備期」の心と体に良い影響を与えてくれることがあるんです。
なぜ「準備期」にDIY?
私が「準備期」にDIYをおすすめする理由はいくつかあります。 まず、DIYは単に手先を動かすだけでなく、意外と頭を使う活動だという点です。何かを作ろうと思ったら、まず「どんなものを作ろうか」「どんなデザインにしようか」と考えますよね。そして、実際に作るとなると、高さ、幅、奥行きといった寸法を決め、必要な材料をリストアップし、手順を考える…という、設計や計画のプロセスが必要になります。この「考える」という作業が、普段使っていない脳の部分を刺激してくれる気がするんです。
その上で、具体的なメリットとして、以下の点が挙げられます。
- 達成感と気分転換: 何か自分の手で作り上げたり、壊れていたものを修理したりすると、大きな達成感がありますよね。それがたとえ小さなものでも、「できた!」という感覚は自信につながりますし、何より良い気分転換になります。家にいる時間が長いと、どうしても考え事が多くなったり、気分が塞ぎ込んだりしがちですが、DIYに没頭する時間は、そういうモヤモヤを忘れさせてくれる効果があるかもしれません。
- 体力と集中力を知るバロメーター: DIYは、意外と体を動かす作業です。ノコギリを使ったり、ペンキを塗ったり、家具を組み立てたり…。そういった作業を通じて、「今の自分の体力がどのくらいかな?」とか、「どのくらいの時間、集中して作業できるかな?」といったことを、無理なく知ることができます。社会復帰に向けて、自分のコンディションを把握しておくことは大切ですよね。
- 「働く自分」をイメージしやすくなる: 手を動かして何かを作り上げるという行為は、ある意味で「仕事」の疑似体験にもなり得ます。計画を立てて、材料を準備し、手順に沿って作業を進め、完成させる。この一連の流れは、多くの仕事に通じるものがあります。 私自身、以前家具工場で雑務のバイトをしていた経験があるのですが、その時の「ものを作り上げる」という感覚を、DIYを通じて思い出すことがありました。「もし、こういう作業をする仕事だったら、自分は楽しめるかな?」とか、「この達成感を仕事でも味わえたらいいな」とか。そんな風に、「働く自分」を具体的に想像するきっかけになるかもしれません。
無理なく楽しむDIYのヒント
とはいえ、いきなり大掛かりなものに挑戦する必要はありません。
- 簡単なものから: 100円ショップの材料を使ったリメイク、小さな棚の組み立て、写真立て作りなど、手軽に始められるものから試してみましょう。ホームセンターなどで手に入るツーバイフォー材などは、加工もしやすく、まるで「大人のための積み木」のように、アイデア次第で色々なものが作れますよ。
- 安全第一: 工具の扱いには十分注意し、必要であれば保護メガネや手袋などを着用しましょう。ケガをしてしまっては元も子もありませんからね。
- 完璧を目指さない: 少しくらい歪んだり、色がはみ出したりしても気にしない!「自分で作った」という過程を楽しむことが大切です。プロの作品ではないのですから、味があって良いんです。
- 情報収集も楽しむ: 今はYouTubeやブログ、SNSなどで、DIYのアイデアや作り方がたくさん紹介されています。それらを眺めているだけでも楽しいですし、新しいアイデアが浮かぶかもしれません。「こんなものも作れるんだ!」と、見ているだけでワクワクしますよね。
- デッドスペースの有効活用: 家の中を見渡してみると、意外と「ここ、何も置けないな…」と思っていたデッドスペースが見つかるかもしれません。そんな場所にぴったりの小さな棚を作ってみたり、収納アイデアを考えてみたりするのも、パズルを解くような楽しさがありますよ。空間を有効活用できると、達成感もひとしおです。
- 部屋の模様替えや整理整頓も立派なDIY: 大きなものを作るだけがDIYではありません。家具の配置を変えてみたり、収納を見直して使いやすくしたりするのも、立派な「自分でやる」活動です。部屋の雰囲気が変わると、気分も一新されますよ。
「準備期」は、焦らず自分のペースで、色々なことを試してみる良い機会です。DIYが、あなたの気分転換や、次へのステップを踏み出すための小さな自信に繋がれば嬉しいです。