私が考える3つの段階:休息・暮らし整え・準備の期間

男性が階段を上っている ブログについて

こんにちは、ユルリです。 このブログでは、私がニートと社会復帰を繰り返す中で経験したことを元に、「休息期」、「暮らし整え期」、「準備期」といった段階について具体的にお話ししています。

まず、このブログで時々出てくる「ニート」という言葉について、私なりの捉え方をお話しさせてください。一般的には、就学・就労・職業訓練のいずれも行っていない状態を指すことが多いですよね。厚生労働省の定義では、「15~34歳の非労働力人口のうち、家事も通学もしていない者」とされています。ただ、私自身は年齢に関わらず、何かしらのきっかけがあって自信が持てなくなったり、やる気が起きなくなったりして、外に出ること、人に会うこと、働くことに対して強い抵抗を感じてしまうという感覚が大きいです。

今回は、そんな経験も踏まえつつ、私が個人的に感じている3つの段階について、簡単にご説明したいと思います。もちろん、これはあくまで私個人の経験に基づいたモデルであり、全ての人に当てはまるわけではありません。また、医学的な根拠に基づくものではないことを、あらかじめご了承ください。もしかしたら、これからお話しする方法は、一番遠回りな道のりかもしれないですし、単なる私の失敗ケースとして映るかもしれません。それでも、何か一つでもあなたのヒントになれば幸いです。

① 休息期:まずは心と体を休ませる期間

仕事や人間関係のストレス、あるいは何か大きな出来事がきっかけで、心身の調子がガクッと落ち込み、気力も体力も尽きて「もう何もできない…」と動けなくなってしまう時期。そんな時は誰にでもあるかもしれません。この「休息期」は、文字通り、何よりもまず自分自身に「休んでいいんだよ」と許可を出し、心と体をじっくりと休ませることを最優先する期間だと考えています。周りの目や「何かをしなければ」という焦りを感じるかもしれませんが、この時期は無理に活動しようとせず、ただただ回復に専念することが何よりも大切です。エネルギーが自然と湧いてくるまで、ゆっくりと自分をいたわってあげてください。ただし、深刻な心身の不調が長く続く場合や、食事や睡眠が全く取れないような状態であれば、それは専門家の助けが必要なサインかもしれません。一人で抱え込まず、まずは身近な家族や信頼できる友人に話を聞いてもらったり、状況によっては必ず専門の医療機関に相談してくださいね。 このブログは、あくまで個人の経験をお話しするもので、医療の代わりにはなりませんから。

② 暮らし整え期:日々の生活を心地よくする期間

休息を経て、「何かしてみようかな」という気持ちが少し湧いてきたら、次は「暮らし整え期」です。このブログで詳しく記事にしている段階ですね。ここでは、日々の生活をより安定させ、心地よく過ごすための工夫をしていきます。掃除や洗濯、料理といった日常生活の家事のやり方や段取りを覚え、体調や体力を整えつつ、ついでに、と言ってはなんですが、苦に感じることなくこなせるようになることを目指します。これらのスキルが身につけば、いざ社会復帰して一人暮らしを始めたり、仕事と家事を両立したりする際に、心身の負担を大きく減らすことができるはずです。特に社会復帰して最初の数か月は、新しい環境に慣れるだけで精一杯かもしれません。そんな時、家事の負担が少ないことは、心の余裕にも繋がります。実家暮らしであれば、その期間は食事の準備など、少し親に甘えさせてもらうのも一つの手かもしれませんね。そうやって今は甘える前提だとしても、いずれは自分自身でこなしていくスキルですから、焦らず身につけていければ良いと思います。

③ 準備期:次のステップへ向けて滑走路を整備する期間

「暮らし整え期」を経て、日々の生活がある程度安定し、心身のエネルギーも以前よりは回復してきたな、と感じられるようになったら、いよいよ「準備期」の始まりかもしれません。このブログでも、この段階について具体的な活動アイデアなどを詳しく記事にしていますね。 この期間は、いわば実家暮らしという環境で、経済的・精神的な面で親に少し甘えさせてもらいながら、焦らず、石橋を叩いて渡るように慎重に社会復帰や次の目標に向けて準備を進めていく時期だと私は捉えています。すぐに結果を求めず、小さな成功体験を積み重ねたり、新しいことに挑戦したりする中で、「いつでも動ける自分」という状態を作り上げ、それを維持していくことを目指します。それは、体力的な面だけでなく、精神的な安定や、社会との接点を持つことへの抵抗感を少しずつ減らしていく、といった意味合いも含まれます。

まとめ:あなた自身のペースで

以上が、私が考える3つの段階です。 繰り返しますが、これはあくまで私個人の経験から見えてきた一つのモデルであり、万人に当てはまる「正解」ではありません。人によっては、これらの段階の順番が入れ替わることもあるでしょうし、ある段階を何度も行ったり来たりすることもあるはずです。それぞれの段階にかかる期間も、本当に人それぞれ、千差万別です。数ヶ月で次のステップに進める人もいれば、何年もかかる人もいる。そこに優劣はありません。

だからこそ、一番大切にしてほしいのは、周りの状況や一般的な「こうあるべき」という声に惑わされず、焦らず、そして何よりもあなた自身の心と体の声に正直に耳を傾けることです。「今日は少し疲れているな」と感じたら、無理せず休む。「これはちょっとやってみたいかも」と心が動いたら、ほんの小さな一歩でもいいから試してみる。その積み重ねが、あなただけの道を作っていきます。

このブログでお話しする様々なヒントや体験談が、あなたが自分自身のペースを見つけ、少しでも前向きな気持ちで日々を過ごすための、何かささやかなきっかけや、ちょっとした道しるべのようなものになれば、これ以上嬉しいことはありません。

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