「暮らし整え期」、少しずつ生活のリズムが整ってきたとはいえ、朝スッキリ起きるのは、まだまだ難しい日もありますよね。特に私のように睡眠に関して課題(いわゆる睡眠障害というやつです)を抱えていると、朝は本当に苦手な時間帯です。朝、体を起こすのが一苦労…という方も多いのではないでしょうか。
でも、もし「今日はちょっと動けるかも?」と思えた朝があったなら、思い切って**「朝の散歩」**に出てみるのはいかがでしょうか?
「えー、朝から散歩なんて…」と思うかもしれません。私も最初はそうでした。そして正直に言うと、この朝散歩、私自身は習慣として続けることはできませんでした…。(これはもう、体質や特性なので仕方ない、と割り切っています!)でも、たとえ続けられなくても、一般的に「健康にいい」と言われていることには変わりありません。
なぜなら、朝の光を浴びながら歩くことで、体内時計がリセットされて気分がシャキッとする、なんて話も聞きますし(詳しいメカニズムは専門家にお任せするとして!笑)、実際に歩いてみると、「今日の自分の体調や体力はどんな感じかな?」というのが、無理なく分かるんです。自分の体の声を聞く、良いバロメーターになります。
さらに、外に出れば、ご近所の方とすれ違うこともあります。不思議なもので、公園などで昼間にすれ違っても特に挨拶はしないような間柄でも、朝の散歩中だと「おはようございます」と自然に挨拶を交わせたりするんですよね。たったそれだけのことですが、家にこもっていると忘れがちな、人とのささやかな交流が、心を少し温めてくれる気がします。
この記事では、そんな「暮らし整え期」に試してみる価値があるかもしれない「朝の散歩」の魅力や、私のような続けられなかった人間でも(!)考えられる、無理なく始めるためのヒントなどを、お話ししていきたいと思います。
きっかけは「大賀ハス」? 私が朝散歩できた話
「朝散歩がいいのは分かったけど、そもそも朝起きられないし、外に出るのが億劫…」 その気持ち、よーーーく分かります! 私も睡眠の課題を抱えていることもあり、朝は本当に苦手。なので、朝の散歩は正直、続きませんでした。
でも、そんな私でも、頑張って早朝に散歩に出かけたことがあるんです。その、ちょっと意外なきっかけ。それは、「大賀ハスの写真を撮りたい!」と思ったことでした。
蓮の花って、早朝に咲いて、昼には閉じてしまうことが多いんですよね。特に大賀ハスは、その神秘的な美しさを写真に収めるなら、やっぱり朝一番が良い、と。
ただ、当時の私はとても朝起きられる状態ではありませんでした。なので、普段は「まあ、仕方ないか」と、昼や夕方に蓮が見られる場所へ足を運んでいました。もちろん、それはそれで気分転換にはなったのですが…。
何度か通ううちに、「やっぱり、一番綺麗な瞬間の写真が撮りたいな…」という気持ちがむくむくと湧いてきて。そして、何より、昼や夕方の散歩と、早朝の散歩とでは、空気感というか、何かが違う気がしたんです。うまく言えませんが、朝の空気は特別で、心が洗われるような感覚がありました。
「よし、明日だけは頑張って早起きしてみよう!」 その一心で、なんとか朝、布団から這い出して散歩に出かけた、その時の経験。でも、その時感じた朝の空気の清々しさは、今でも覚えています。やってみて良かったな、と思える体験でした。
たった一度の経験でも、心に残るものはある。それが、私が朝散歩についてお伝えしたいことの一つです。
無理なく「試してみる」ためのヒント(続けるのは難しいけど!)
とはいえ、毎日早起きして散歩!なんて、ハードルが高いですよね。私のように、体調や特性的に難しい人もたくさんいると思います。
でも、「試してみる」こと自体には意味があるかもしれません。そこで大事なのは、やっぱり「無理しないこと」。続けることを目標にするのではなく、「ちょっと試してみるか」くらいの軽い気持ちで、以下のヒントを参考にしてみてください。
まずは外の空気を吸うだけ
ハードルは低く低く! 家の周りを一周するのも大変なら、まずはベランダに出て深呼吸するくらいでも良いんです。それだけでも気分が変わるかもしれません。慣れてきたら、家の周りを5分だけ歩いてみる、という風に少しずつステップアップしてみましょう。
「今日だけ」の目的を作る
継続が難しいなら、「今日だけ」の特別な目的を作ってみるのはどうでしょうか? 私の場合は「ハスの写真を撮る」でしたが、「近所のパン屋さんの焼きたてパンを買う」とか、「一番乗りで公園のベンチに座る」とか、その日一日だけの特別な目的を設けると、起きるモチベーションになるかもしれません。
前の晩に準備しておく
「明日、もし起きれたら行こうかな」くらいの気持ちで、散歩用の服を枕元に用意しておく。起きてすぐ行動に移せる準備は、意外と大事です。「起きたら着替えるだけ」の状態にしておくと、少しだけ行動しやすくなるかもしれません。
音楽やラジオをお供に(ただし、場所によっては注意!)
好きな音楽やポッドキャストなどを聴きながら歩くと、気分が紛れて歩きやすいかもしれませんね。
でも、自然が多い場所を歩く時は本当に気をつけて! 私の散歩コースもそうなのですが、車よりも蜂の方がよっぽど怖いんです(笑)。特に蜂が活発になる季節は、イヤホンで耳を塞いでいると、羽音や周りの気配に気づくのが遅れて、刺されてしまう危険性があります。(ちなみに、蜂対策としては、黒っぽい服装を避け、白っぽい服装にするだけでも少し違うらしいですよ!)安全第一で、周囲の状況には常に気を配るようにしましょう。
天候や体調次第で潔く諦める!
雨の日や、特に体調が優れない日は、無理せず休みましょう。「今日はやめておこう」と休む勇気も、自分を大切にするためには必要です。
ちなみに、どうしても体を動かしたいけど外に出られない…という時のために、私はランニングマシーンを買って、家の中で歩いたりもしていました。これも一つの選択肢ですよね。
まとめ:続けられなくても、それでOK!
ここまで「朝の散歩」についてお話ししてきましたが、一番伝えたいのは、「続けられなくても、全く問題ないですよ!」ということです。
もちろん、習慣にできたら素晴らしいですが、体調や特性によっては、それが難しい場合もたくさんあります。私自身がそうでしたから。
大切なのは、「毎日やらなきゃ」と自分を追い詰めないこと。 たとえ一度きりでも、「朝、外を歩くって、こういう感じか」と体験してみるだけでも、何か新しい発見があるかもしれません。
続けられなくても、それはあなたのせいではありません。 体調や特性に合わせて、できる時に、できることを試してみる。それで十分。自分に優しく、無理のない範囲で、「暮らし整え期」を過ごしていきましょうね。